こんにちは ✩
1歳半検診などで、お子さんに言葉が出始めているかを見てもらったりしますよね。
その際説明される、1語文~3語文の発話レベル。
それって日本語も英語も同じ基準なの・・・?と気になったので、
調べて記事にしてみることにしました(^ω^)
【 きょうのコンテンツ 】
1語文・2語文・3語文とは?
そもそも1語文とか2語文って何なの・・・?
という方のために、サクッと説明させていただきますと・・・
幼児期、徐々にお話ができるようになっていく過程の「単語数」のことですね。
たとえば、
ワンワン ⇒ 1語文
ワンワン いた ⇒ 2語文
ワンワン あっちに いた ⇒ 3語文
というシンプルな数え方です。
英語だとどういう基準になるの?
英語でも日本語でも、語彙数としてカウントするのは単語単位なので
1語文だったら ママ(日本語)、Mammy(英語)という数え方になり、違いはありません。
では、前述した1語文~3語文の発話になるとどうなるのでしょうか?
1語文
日本語
日本語の1語文は1歳~1歳半で出てくるといわれています。
典型的な単語例だと、「マンマ」「ワンワン」「ブーブー」などですね ✫
語彙数は15~20くらいとのこと。
それだけ?と感じてしまいますが、後述する英語での基準を見てみると
語彙数にもかなり違いがあることがわかります 🔍
英語
英語での1語文が出てくるのは1歳といわれており、A handful of words を話せるようになると言及されています。
この Handful というのは、文字通り「片手で数えられる」という意味なので
5個前後・・・ということになるのでしょうか。
日本語の発達目安と比べると少ないんだね・・・
「Mama(ママ)」や「Dada(パパ)」など単語が出始める頃とのことですが
大切なのは、発している単語がその子なりの意味を持っている、目的を持った単語であること。
口から出るようになった Mama という単語が、ちゃんとママを呼ぶためのものであることが発達の目安になるようです。
Mama と言っているのにコップやワンワンを指さしてしまうようだと、まだ目的を持っての発話とはいえないみたいですね。
2語文
日本語
1歳半~2歳の間には2語文が出始め、「語彙の爆発」といわれている
語彙数が急激に増える時期に差し掛かってきます。
目安ですが、2歳の時点で語彙数は200語にも及ぶといわれており、
これまた後述の、英語の発達目安と比較するとだいぶ違いを感じます (゜_゜)
英語
2歳になると、およそ50個の単語を日常的に使えるようになり、
2語文が出てくるのもこの頃なのだそうです。
1歳の誕生日~2歳の間というのは、言葉の発達において爆発的な成長を見せる年齢で、
耳で聞く単語をとにかくリピートする!次々に習得していく大切な時期なんだとか。
語彙力が爆発的に伸びるという点では、英語も日本語も同じ年齢が目安になっているようですね(^ω^)
そして、
- My ball
- Car go
などという断片的な2語文を話すようになったり、
Me や You など単純な代名詞であれば理解するようになるのだそうです。
とはいえ、まだまだ混同してしまう年齢ではあるので、Daddy に向かって She と言ったり、自分のことを You と言ったりはするみたい。可愛い!
子どもの発する言葉の半分くらい理解できればじゅうぶん◎◎とのことでした(^ω^)
3語文
日本語
2歳半~3歳くらいまでには3語文を作れるようになり、語彙数は1500~3000にまで上ることもあるのだとか。
1語文習得時から積み上げてきた単語数が、こんなにたくさん頭に入って使いこなせるようになるんだ・・・
英語
Mom is eating. などの3語文が出てくるのは、3歳ごろということでした。
2歳の発語に関して「半分くらい理解できればOK」だったところが、3歳の3語文では75%くらい理解できることが目安、とのこと。
3語文ということで、3つの単語を組み合わせて会話をするようになる年齢ですが
早い子だと6つくらいの単語を文章にしてしまう子もいるのだとか (・ω・)✫
おわりに
以上が、幼児の言語発達における日本語と英語の違いについて、でした ✽
発話が始まる年齢はそこまで変わらないようですが、
日本語と英語で大きく違うのが、各年齢で習得する語彙数 !!
日本語の発達目安とされている語彙数が、英語のそれとは桁が違うことに驚きました。
ただ、あくまで目安とされている数字なので、
実際に習得する語彙数は完全に個人差。
特にバイリンガル育児をされている家庭だと、言語環境に一貫性がないことから
ばらつきやすいと考えられますが、
母国語と第2言語を同時に習得できるのも今だけ!と思って
これからもゆる~く、日本語×英語の日常を送っていこうっと(^ω^)