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【おうち英語】子どもの語彙数は英日でどう違う?調べてみました!

こんにちは ✫

 

 

先日、この記事を書いてから

英語と日本語、ないし英語を話す子どもと日本語を話す子どもの

言語発達についていろいろ調べているのですが

 

その中でとても興味深い資料を見つけたので、また記事にしてみたいと思います ✽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 きょうのコンテンツ 】

 

 

 

 

 

子どもの語彙数を日英で比較してみると

 

以前の記事で、発達目安とされている語彙数が

日本語と英語で大きく違うというお話をしました。

 

今回、この記事で比較してみるのは

目安とされている語彙数ではなく、実際に子どもが習得している語彙数

 

 

 

 

目安の数よりも、実際の言語習得状況に近い結果が見れそうだ

 

 

 

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実際の習得語彙数は英語の方が格段に多い

 

そうなんです、目安とされている数字では

日本語のほうが多く習得できる、と言っていたにもかかわらず

実際に日本語を話す子どもと英語を話す子どもの語彙数を比べてみると

 

英語を話す子どものほうが、明らかに発語が多いということがわかっているのだそうです。

 

 

 

20ヶ月(1歳8ヶ月)の子どもを例に挙げると、

日本語を話す子と英語を話す子の語彙数の違いは以下のとおり。

 

 

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*1

 

 

なんと!英語を話す子どもは、日本語を話す子どものの倍近く語彙数があるんです(゜_゜)!!

 

 

 

どうしてここまで違いが生まれるのか、気になりますよね。

 

もしかして、英語を話す子どもの方が言語習得能力に長けているの・・・?

日本人は生まれつきそれが劣っているとか・・・???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理由は「親の語りかけ」だった!?

 

そうなんです、我々親から子ども(赤ちゃん)に語りかける言葉が、

英語を話す子どもと日本語を話す子どもとの間に、これほどの語彙数の差をつけてしまっているかもしれないんです。

 

 

 

 

そりゃあ、赤ちゃんのうちからたくさんの言葉のかけてあげることでアウトプットにつながるってよく聞くから、理解できてなくても「ワンワンかわいいね~」って語りかけたり・・・しますよね、みなさん

 

 

 

 

 

そう!その語りかけ。

 

 

 

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子どもに対して、ワンワンとかニャンニャンという言葉を使ったり、

「おいしい」というときにも「んまんま~」って手のひらでほっぺを触るジェスチャーをしたりしませんか?

 

 

それを育児語と呼ぶそうなんですが、

この育児語が、日本語を話す子どもの言語習得を妨げてしまっている可能性がある、という研究結果が出ているそうです 🙃

 

 

 

日英の違いは「一貫性」

 

同じ物体を指す場合でも、「犬」と言ったり「ワンワン」と言ったり、はたまた「ワンちゃん」とも言いますよね。

 

同じ行為「食べる」を指すにしても、「食べる」ということもあれば「ぱくぱく」「もぐもぐ」と擬音で表すこともある。

 

 

これが英語を話す親の語りかけになると、「犬」は Dog、「食べる」は Eat、使う単語はそれぞれほぼ1つなんです。

 

 

 

わたしが参考にした資料の実験結果によると(*2

育児語とよばれる言葉を使って語りかけをする親は、日本語を話す人が26%、

英語を話す人だと8%しかいなかったそうです (・ω・)

 

 

 

 

つまり、英語を話す親は「ワンワンでちゅね~」といういわゆる赤ちゃん言葉を使わずに、大人同士の会話とあまり変わらない話し方で子どもに語りかけるってことだね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語での語りかけは、文字通り一貫性がないのですね。

それにより、単語とその対象物を頭の中で関連付けることが難しくなり

言葉を習得するスピードも緩やかなのではないか?ということでした。

 

一方、英語では対象物に対して一貫した発話がなされているため、

どの単語がどの物を表しているのかが明確で、子どもにも分かりやすい。

 

 

 

 

Dog を Doggie と育児語のように砕いて発音することもあるけど、そもそもの音が似ているから子どもも混乱しづらいよね。
「犬」と「ワンワン」だと、文字数も発音も全然違うから、同じものを指しているのだと理解できるまで、確かに時間がかかるかも・・・

 

 

 

 

英日のコミュニケーションに対する価値観の違いも

 

日本語では育児語を多く用いて語りかける親が多いのに対し、

英語では一貫性のある語りかけがされているというお話をしましたが

 

これには、英日でのコミュニケーションに対する価値観の違いも関連しているのだそうです (・ω・)

 

アメリカの母親は、子どもの言語能力を促すような語りかけをする一方で

日本の母親は、言語能力よりもコミュニケーションを濃密に取ろうとする、

という研究結果が出ているとのこと。

 

 

 

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子どもにも理解しやすい「育児語」を多く用いて会話をする日本語の特徴には

そういう背景があったのですね。

 

 

 

今回は、英語と日本語の言語習得の違いについての記事なので

それ以外のトピックについては触れませんが、

 

この「言語能力よりもコミュニケーション重視」という日本の考え方は

言語発達以外の面でメリットがたくさんあるようです ✽

 

 

 

日本で生まれ育って、日本で子どもを産んで育てているので

そんな価値観の特徴があるなんて知らなかったし

 

深く考えずに育児語、使ってましたよね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりに

 

以上が、英日の言語発達についてのちょっとおもしろい研究結果でした ✫

 

「1つの対象物に対して複数の単語を用いることで、言語発達が遅れる可能性がある」

という結果は、バイリンガル育児をしている我々にとっても刺さるものがありますね。

 

 

幼児期の言語発達に関する研究結果なので、長い目で見れば問題ないのではないかと

個人的には思っているのですが、英語の早期教育に反対する人が現代においても多い

という背景には、こういった事情もあるんだな~と勉強になりました ✩

 

 

 

子どものおしゃべりに関しては、悩むことも多いと思いますが

本人のペースを一番大切に、親子でマイペースに成長していけたら何よりですね ✽

*1:NTTコミュニケーション科学基礎研究所

*2:https://www.ntt.co.jp/journal/1609/files/jn20160921.pdf