おうち英語というと、
ネイティブや英語力のある親によるバイリンガル育児!
高価な教材を買い揃えて毎日レッスン!
バイリンガル・エリート街道まっしぐら!
という印象を抱く方も多いのではないでしょうか。
でも実際は、もっと気軽にトライできる身近な英語育児でもあるんです。
今日ご紹介するのは、わが家でも実践している「ゆるいおうち英語」。
頼りない響きですが、実は「ゆるい」からこそのメリットや効果があるのも事実。
英語は苦手だけどおうち英語に興味はある!
そんなパパママ必見の記事になっています。
こんにちは
ブログ訪問、ありがとうございます
運営者の ペグ です。
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ゆるいおうち英語って何?
ゆるいおうち英語とは、言葉のとおり
ガッツリ勉強などはせず、できる範囲で行う
教材は使わない、もしくはとことん低予算で行う
英語が苦手なパパママでも取り組みやすい内容で行う
こういったゆる~い特徴のあるおうち英語のことを言います。
わが家も頑張りすぎないゆるゆるおうち英語を実践しています
ゆるいおうち英語の中でも始めやすい取り組みは…
家族で英語動画を見る
CD付きの洋書で読み聞かせをする
簡単なフレーズで語りかけをする
家の中に英語ラベルを増やす
意外と今すぐ始められそうなものも多いですよね。
一番大事にすべきなのは、「長く続けること」。
そのためにかっ飛ばしすぎないよう、ゆるさを意識することがポイントなんです。
ゆるいおうち英語のメリット
勉強ではなく、日常生活の中に英語を取り入れるので実用的な英語力が身につく
試験合格など高い目標を設定しないので、気楽な気持ちで英語と向き合える
英語アレルギーを発症することなく普通に対応ができるようになる
強制しないので「英語イヤ!」となる確率が低い
親子ともにストレスが少ないので、長く継続しやすい
ゆるく取り組むことで、パパママの「こういう風に英語を使えるようになってほしい」「こんな風に英語育児がしたい」という願いに近づけるメリットがたくさんあるのです。
コミュニケーション重視、子どもが英語を嫌いにならない、長く続けられる… 本当に世のパパママが願っている英語育児そのものだね
ゆるいおうち英語4つの注意点
ゆるいおうち英語は、「ゆるさ」と「効果」を最大限に引き出すために気をつけなければいけないポイントがあります。
1. やり方にこだわらない
おうち英語は、やり方にこだわりすぎずあれこれ試す家庭ほど成功率が高いです。
「高い教材を買ったから〇歳になるまでは続ける!」「このDVDシリーズを最終回まで見る!」など教材を使い切る目的になってしまったり、子どもの英語力や好みに関係なくやり方を定めて継続してしまうと少しも身にならず、無駄な時間を使ってしまうことにもなりかねません。
英語動画を見る、絵本を読んでみる、教材を始める…どんな取り組みをするにしても、子どもに合わないとパパママが感じたり子ども本人が嫌がったりしたら次々にやり方を変えていくほうが効率的。
今の子どもにはどんなやり方が合っているのか常に見えますし、子どもが楽しめる要素を模索しながら続けられるので子ども本人もストレスになりにくく、とても有効な時間の使い方ができます。
子どもは気分屋で飽きっぽい生き物。そんな子どもに合わせてコロコロとやり方を変えていく必要があるので、高価な教材をまとめ買いしたり、お試し前に購入したりする冒険はあまりオススメしません。
教材を用意するなら「すぐ飽きるかも、すぐ使うのやめるかも」そんな覚悟を持ちながら気軽なものを使うようにしてみてください。
それだけでパパママのモヤモヤやストレスも軽減されますよ。
わたしがおすすめする手軽な教材は、こちらの記事でご紹介している Twinkl さんのもの。
無料でダウンロードできて、ハードルも低く親子で楽しく遊べるゲーム要素もあり!
おうち英語にぴったりのイギリス発祥教材サイトです。
2. 途中でやめない
ゆるいからこそ、途中でやめずに細く長く続けていきましょう。
こちらの記事でご紹介しているように、日本語も英語も長年の積み重ねで少しずつ使いこなせるようになっていきます。
1日何時間も英会話タイムを設けるとか何種類もの教材をやるとか、自分たちの首を絞めてしまうようなスケジュールは組まずにゆるくやっていきましょうというのは、こういう意図もあるのです。
英語は、自転車のように人生のうち短い期間練習すれば習得できるものではありません。
常に使い続ける必要があるのです。
「〇年も続けたからもうそろそろ終わりでいいよね!」といって辞めてしまっては、数ヶ月後には完全に英語力はなくなっているでしょう。
今まで毎日聞いてきた英語をパタリと聞かなくなれば聞き取り能力はすぐに衰えますし、今まで毎日英会話をしてきた人がパタリとしなくなればあっという間に英語が口から出てこなくなります。
海外に住んでめっきり日本語を話さなくなった日本人でさえ、日本語が出てこなくなることがあるのです。
おうち英語は、途中でやめないことがとても大切。
途中でやめないために、毎日の取り組みをゆるくノンストレスにする必要があるのです。
3. 期待しない
子どもの英語力が飛躍的に伸びたり、英語がペラペラになることを過度に期待しすぎないことも成功の秘訣です。
まず第一に、英語を短期間で習得するのは無理です。
聞いているだけで3ヶ月でペラペラに!などという教材がよくありますが、そんな神のような教材が手軽に入手できる世の中でなぜこんなにも英語話者が少ないのか?そう考えれば答えは明確ですよね。
英語は、短期集中でどうにかなるものではないのです。
子どもの脳みそが柔らかいといっても、子どもが日本語を話せるようになるまで数年はかかりますよね。
そして、適切な言葉を選んだり言葉遣いに気をつけられるようになるのは、小学校高学年くらいなのではないかと思います。
言葉というのはそうやって日々使っていくことで知識が蓄積され、アウトプットすることで自分のものになっていきます。
英語だって、数年続けてペラペラ!そしてそれが一生続く!なんてうまくいくものではないのです。
おうち英語を数ヶ月や数年続けたところで文句なしのネイティブレベルに!と過度に期待せず、「英語アレルギーが出ず、楽しく英語コミュニケーションができる子になってくれたら」ぐらいのゆるい気持ちで行ってみましょう。
4. 中途半端にしない
ゆるいおうち英語は、時に「中途半端なおうち英語」と誤解されがち。
ゆるいおうち英語と中途半端なおうち英語は明確に違います。
- 毎日無理のない範囲で英語タイムを作り、お休みしてもせいぜい1週間程度
- 聞く⇒話す⇒読む⇒書く、の順を守って取り組んでいる
- 子どもの英語レベルを常に気にかけ、適切な方法で実践している
- 頑張るときは頑張るが、やる気のないときは何週間~何ヶ月も間を空ける
- 昨日は読み書き、今日はリスニング、などやり方の軸が定まっていない
- 子どもの英語レベルを考慮せずに、適当な方法で実践している
ゆるいおうち英語といってもベースはきちんとあって、それに沿った学習法で続けていくことが前提。
「中途半端なおうち英語」で挙げた項目はどれも英語育児には逆効果なものばかりで、子どもの英語イヤイヤを促進しかねません。
ゆるいというのは、あくまで「やみくもになんでも手を出す」ということではなく「精神的・金銭的な負担を抑えつつ適切な方法を選んで実践する」ということなのです。
ご家庭によっておうち英語のやり方は違って当然。
こちらの記事を参考に、それぞれのご家庭に合うやり方をピックアップしてみてくださいね。
ゆるいおうち英語で使える簡単フレーズ
そんなゆるいおうち英語でも使いやすく、英語が苦手なパパママでも気軽に取り入れられるフレーズをご紹介します。
Let's go!(行こう!)
Sorry?(えっ?)←聞き返すとき
What's this?(これなあに?)
How is it?(おいしい?)
You did it!(やったじゃん!)
Do you like it?(それ好き?)
Are you ready?(準備できた?)
Let me see.(どれどれ)
Show me that!(見せて見せて~)
○○, please.(○○ちょうだい)
Here you are.(どうぞ)
ゆるいおうち英語は、パパママにかかる負担も最小限に抑えて親子でノンストレスに続けていくことが大切。
ということで、語りかけに使えるフレーズも極力短くシンプルなものをピックアップしてみました。
発音しやすいもの、日常生活で使いやすいものを選んでさっそくトライしてみてくださいね。
こちらの記事で、オノマトペ(擬音)についてもご紹介しています。
オノマトペはフレーズよりも簡単で取り入れやすく、子どもにも伝わりやすいのでおすすめです。
おわりに
細く長く続けていくことに意味があるおうち英語。
そのためには「ゆるさ」を意識することもとっても大切なんです。
24時間育児に追われるパパママが「適度に手を抜いて」とアドバイスされるのと同じ。
長期戦だからこそ日々一生懸命になりすぎないよう、ゆるく楽しくやっていきましょう!
手の抜き方、「ゆるく」の塩梅、力の入れ具合、分からないことは当ブログの記事を参考にしてみてくださいね!