留学先では、本気度をアピールしてください。
それが巡り巡って、あなたの英語力として返ってきます。
わたしは学生時代、カナダに語学留学していました。
現地では、先生たちとの交流を深めたことで
英語力はもちろんコミュニケーション力や人間性においても、
大切なことをたくさん学んで、吸収することができました。
日本にいると、なかなか「先生」や「教授」とお近づきになる機会がなく
勉学面でしか得られるものがない、というケースが多いと思いますが
留学先では、日本人にとっての「先生」という概念が覆されるような
密な関係性、信頼性、身近な雰囲気を感じ取ることができると思います。
留学されるときにはぜひ、こういったアングルからも交流を深めてみてください☆
こんにちは
ブログ訪問、ありがとうございます
運営者の ペグ です。
プロフィールはこちらからどうぞ
先生と仲良くなったら英語力爆上がりした
留学先ではわりと少人数のクラスだったこともあり、カナダ特有のゆるい文化もあり、
先生に話しかけづらいという雰囲気があまりなくて、すごく気軽に質問できる環境だったんです。
わたしは留学期間以外はずっと日本の学校で育ちましたが
先生から得られるものって、授業で習う知識くらいしかなかったんです。
大人になった今でも、何の授業の先生だったかは覚えてても、その人の人間性から大切なことを学んだ記憶って悲しいかな、無いんだよね・・・
あまり密にかかわってこなかったし、"先生"ってすごく偉い人な気がして、必要以上に近寄れないこともあるよね
これは本当にもったいない。
先生という、人生経験も知識も豊富で、人に教えるプロから
教育課程の科目しか教わってこなかったなんて、本当にもったいない人生でした(笑)
今子どもの頃に戻れるなら、先生から勉強以外のことも教わって、これからの人生の選択に活かしなさい!とアドバイスすると思います(笑)
それが、まさかの留学先で叶ったわけで。
わたしにとってはこんなに深くて有意義な関係性を先生たちと築けたことが
人生の糧になりました。
1. 常にキレイな英語を聞ける
多文化・多言語国家のカナダということで、わたしが出会った先生たちも
いろいろなルーツにいろいろなアクセント、十人十色でした。
英語おたくの中でも特に「発音」に着目するのが昔から大好きだったわたしは、
先生たちの喋り方、イントネーション、抑揚のつけ方、
いろいろな部分を真似して取り込んで、自分の英語を作っていきました。
毎日身近で先生たちの英語を聞けたのも、わたしの留学生活が濃いものになった大きな理由の1つ。
授業だけでなく、プライベートで先生と会話をすることは、時に授業よりも得るものが大きかったりします
2. 常に英語学習をサポートしてくれる
学習意欲の高い生徒を気にかけてくれる先生は多いです。
日頃から先生と関わり、会話をしたり一緒の時間を過ごすことで
英語力の向上を目指すわたしの学習を手伝ってくれる先生もたくさんいました。
特に授業で困ったことや、今苦戦しているテーマ、書いている論文など
先生に会うたび情報をアップデートすることで、
「この間これで手こずってたよね」と、覚えていてくれたり
「参考になる本を見つけたよ」と、届けてくれたり…
常に英語学習をサポートしてくれる、とても心強い存在でした。
語学プログラムで教えている先生は、いわば初心者に英語を教えるプロでもあります。
英語がほとんど喋れない状態で留学していることも、
英語力をつけたい理由があって語学プログラムに参加していることも、
生徒たちのあらゆる事情を理解し、大きな心で受け入れてくれる人ばかりでした。
現地の人と多くの時間を過ごして英語力を上げてほしいという気持ち、留学生活をより心地よいものにしてほしいという優しさをひしひしと感じました
3. 圧倒的に学びの質と量が上がる
わたしが所属していた語学プログラムでは、
期末テストをパスすると進級できるというシステムでした。
期末テストに合格できなければ、次の学期も同じクラスに在籍し、
また次の期末テストで合格を目指す…という感じで
最終的にプログラムの卒業を目指します。
わたしは、テストに合格して進級できても、時間があれば前のクラスの授業を
もう一度受けたりしていました。
復習になるし、同じ授業でも担当の先生が変わったりすることで
内容やテキストも違って、何度受講してもおもしろかったんです。
そんなふうに、一度経験しているクラスに何度も顔を出したりしていたので
「一度受けてるから分かるよね?みんなにヒントを出してあげて」
「彼女なら分かるはずだから答えてもらいましょう」
「回答チェック手伝ってくれる?」
と、もはや一生徒として扱われないことも多々ありました(笑)
これも、先生と仲良くしてもらっていたことで巡ってきた幸運で
ただ黙々と授業を受けるだけではない、授業に深く入り込んだ参加のしかたができました◎
おうち英語とリンクしますが、インプットしたものを人に教えるということを通して
さらに自分の中での理解を深めることができるので、こういう経験はとてもありがたかったです。
現地で出会った最&高な先生たち
カナダは多文化国家。先生も生徒も、ルーツはさまざま。
だから、カナダの国民性はこう!これがTHE★CANADA!
という特徴がないのもまた魅力でした。
そんな留学生活の中で、わたしが得たステキな出会いを振り返ってみます。
出会ってすぐFacebookで繋がってくれる先生
当時流行していたSNSの代表格、Facebook。
今でこそ年配の方がビジネスで活用する類になっていますが、
わたしが留学した当初は、出会ったら必ずFacebookで友達になる!というのが定番の流れでした。
それが、先生と生徒という関係であっても壁を作ることなく、
「Do I know your facebook?(君のFacebook知ってたっけ?)」
「Send me a request!(友達リクエスト送ってよ)」
と、初回の授業でこんな雑談をしてくれる先生が多かったことに驚きました。
先生とSNSで繋がるなんて、最初のメッセージはどれくらい丁寧に書いたらいいのか
先生が見るということは、あまりはっちゃけた写真をアップするのは良くないのか…
いろいろ考えが巡った当初でしたが、
そんな心配することないんだ。ここは日本じゃない、カナダだから
と振り切ることができ、先生とも友人ともFacebookを通じてコミュニティを広げていきました。
「卒業したら"友達"だよ」と言ってくれる先生
留学当初からお世話になっていた、フィリピンルーツの先生。
とにかくエネルギッシュで、明るくて、彼女がいるだけで空気がパッと華やかになる
そんな魅力的な女性でした。
むしゃむしゃリンゴを丸かじりしながら授業を進めるスタイルも大好きでした
そんな先生の授業も、期末テストとともに終わりという時期。
そしてわたしは語学プログラムをいよいよ卒業するというタイミングで
彼女と話していたら、、、
After you're done the upcoming exam, I won't teach you anymore. You will no longer be my student. (期末テストが終わったら私の授業もおしまい。もうすぐあなたは私の生徒ではなくなるのね。)
そうだな・・・なんて思って
I know. I'm sure I will miss you.(そうだね、寂しくなるよ)
と返したら、こんなことを言われたんです。
So now we can be friends, right!?(だから友達になれるね!)
えっ!
えぇっ!?
卒業して、先生と生徒という関係が終わったら
今度は友達になれる・・・だと・・・!?
わたしが知っている常識を覆す言葉に、飛び跳ねるほどうれしかったのを覚えています
それからわたしは留学プログラムを卒業し、次のステップとして大学の授業を取ることになったので
その先生とキャンパス内で会えることも減ってしまったのだけど
友達になったので、プライベートでたくさん遊びました☆☆
当時先生が付き合っていた彼と婚約した時にも紹介してくれたり、ほんとうに友達としてお付き合いしてくれた。
"大学の授業で困ってることない?"と気にかけてくれる姿は、友達というか先輩でもあったなぁ
わたしが留学を終えてからもやりとりは続き、
7年後、わたしにムスコが生まれたときには出産祝いを贈ってくれました。
一緒に過ごした時間は1年ほどだったけど、
会えなくなってもお互いのことを想っては近況を尋ねたり
おめでたい門出を祝い合ったり、良い関係がずっと続いています☆
週末ホムパに呼んでくれる先生
先生のお宅にお呼ばれして、先生のファミリーやお友達とホムパ。
日本ではこういうこと、頻繁にはないですよね。
何十人という先生に教わり、仲良くしてもらっていましたが
おうちに招待してくれる先生がほんとうにたくさんいました。
先生と生徒というある種の境界線がある関係性を超えて、より親しくなろうとしてくれる先生が多かったんだなぁ
帰国後、来日してくれる先生
留学先で出会って10年以上経ちますが、
定期的に日本に遊びに来てくれる先生もいるんです☆
来たときは必ず、無理にでも先生と会う予定をねじ込んで、
数週間の滞在期間にいろんなところに遊びに行くのがお決まりパターン。
ただの先生と生徒、という関係で終わらず、
一生ものの友情となった出会いの1つ1つが宝物になりました ☆彡
おわりに
ひたむきに英語と向き合う姿勢、
なんのために留学に来ているのかという明確な目的、
自分が背負ってきているものすべてを現地では全面に出すこと。
そうすることで、自然と人を惹きつけます。
近寄ってきてくれるのが先生ともなれば、頑張っている生徒を評価してくれますし、
分からないこと、慣れないことたくさん質問する生徒を気にかけてくれます。
留学の質を上げるのは自分次第だけれども、まわりの人たちの力を借りることも確か。
自分から動いて、きっかけをばら撒いて、チャンスをものにしてください!