ママとこどものおうち英語

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【超重要】モノリンガル、バイリンガル、セミリンガルの違いと特徴を徹底解説



 

 

 

 

 

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モノリンガル、セミリンガル、バイリンガルという種類を聞いたことがありますか?

 

これらは、簡単に言うと「何ヶ国語話せるか」で分かれた呼び名です。

 

 

中でも「バイリンガル」は日本でも浸透していますよね。
「彼女は帰国子女だからバイリンガルだ」などという使い方で、よく耳にします。

 

 

 

今日はそれらの違いと、特徴についてお話していきたいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノリンガル

 

Mono-lingual.

 

1ヶ国語を話す状態をいいます。

Mono- というのは「1つの、単一の」という単語をつくるときにはじめに付ける接頭辞(っていうんだよね、文法上は)で、

 

 monorail(モノレール)
 monotone(モノクロ)

 

などにも付きますね ☺

 

 

 

日本ではまだ言語教育がそこまで発展していないので、モノリンガルが多いです。

 

 

 

"1ヶ国語を話す"には基準がある

 

この「1ヶ国語を話す状態=モノリンガル」というのは、

ただ単に1ヶ国語を話すからモノリンガルだというわけではないんです。

 

これには一定の基準があり、それは

年齢相応の国語力があること

 

 

ここでの「国語」とは、「日本語」という意味ではなく「その国の母国語」という解釈だよ

 

 

 

この、年齢相応の国語力が身に付いた状態でその言語を操ることを、モノリンガルと呼びます。

 

 

"1ヶ国語を話す"って全然すごいとは思えない響きだけど、1つの言語を丁寧に学び、年齢相応に操る力がついている状態をモノリンガルと呼ぶなら、立派な言語話者だね

 

その通り!"1つの言語しか話せない人"ととらえるのではなく、"1つの言語をきちんと学んで使いこなせる人"ととらえるべき。

 

 

 

 

 

 

 

辞書にも明記されている

 

Cambridge DictionaryMonolingual を検索してみると、こんな定義が出ます。

 

 

able to use one language well

*1

 

 

able to は「~できる」という意味ですが、よく使われる can よりも若干強めで

どちらかというと「~する能力がある」のように訳される熟語。

 

そして最後に well と念押し。

「1つの言語を上手に使いこなす」という形容詞として、辞書にも載っているわけです。

 

 

単に「to speak one language(1つの言語を話す)」って書かれているよりもなんだか「能力」「スキル」感が出てる👏

 

 

  

 

バイリンガル

 

今日紹介する言葉の中で、おそらく一番浸透しているであろうバイリンガル

 

Bilingual.

2ヶ国語を話す状態をいいます。

母国語と第2言語の2ヶ国語ということですね。

 

ここではじめに付く Bi- とは、モノリンガルの Mono- と同じ

数を表す接頭辞で、「2つの」という意味です。

 

 

モノリンガルは、1つの言語において年齢相応のレベルであることが定義となっていましたが、

バイリンガルも同じなんです。

 

ただ単に、2種類の言語を話せますというだけでは厳密にバイリンガルとはいえず

2種類の言語どちらも年齢相応のレベルに達している状態をいいます。

 

 

バイリンガルかどうか証明する資格や試験もないし、完全な自己申告だけどね、、、

 

 

ちなみに、3ヶ国語を操る人のことをトリリンガルと呼び、

トリリンガルを含む2ヶ国語以上を話す人をマルチリンガルと呼んだりもします。

 

 

 

どうやったら完全なバイリンガルになれる? 

 

これはとっても難しくて、もはや結果論になってしまうテーマかと思います。

 

というのも、いくら海外に移住しようが

幼少期から英語に触れていようが

英語が話せるようになろうが

 

完全なバイリンガルになれるかどうかは不確かなものだからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ、帰国子女=バイリンガルじゃないの!?

 

 

もちろん、バイリンガルになれる人もいるでしょうが

その人は良好な環境と本人の努力と家族のケアと...

いろいろな好条件が重なって、バイリンガルになったという結果論に過ぎないのではないか?

 

と、個人的には思うのです。

 

 

 

というのも、バイリンガルへの道には

避けて通れない強敵がいます。

 

それが、次の項目。

 

 

 

セミリンガル

 

Semi-lingual.

 

実は造語で、辞書で調べても出てこない呼び名。

人によっては「差別用語」と考える場合もあるので、使い方には注意⚠

とはいえ知名度の高い単語なので、辞書ではなくネット検索をかけると出てきます。

 

 

今日ご紹介する中で一番厄介で、一番避けたいのがこのセミリンガル

 

 

このセミリンガルを避けるために、おうち英語でも気を付けるべき点があるので
ぜひ頭に入れておいてくださいね ✫

 

 

 

セミリンガルとは、複数の言語を操れるけれど、そのどれもが中途半端で年齢相応のレベルに達していない状態のことをいいます。

 

 

 

 

 

 

 

幼少期の言語環境の変化で起こりがち

 

言葉を習得するのに大切な幼少期の年齢で海外に移住するなど

言語環境に大きな変化があると起こってしまう可能性の高いセミリンガル状態。

 

 

たとえばこんな例。

 

  日本で生まれる
  5歳で英語圏へ移住
  そこからずっと英語で生活

 

 

この子がどうやって言語を習得していくかというと、

 

  日本で生まれる   日本で自然に日本語を習得する

  5歳で英語圏へ移住   日本語は5歳レベルのまま、ゼロから英語を習得

  そこからずっと英語で生活   日本語のレベルは5歳のまま、もしくは非常にゆっくり発達。5歳でゼロから英語を学ぶので、ネイティブに追いつくのは中学生頃になるとみられる

*2

 

 

ネイティブに追いつくことができれば、日常生活で困ることはさほどないかと思いますが

5歳で英語圏へ移住してからネイティブに追いつくまでの数年間が

セミリンガル状態となり、本人も非常に苦労の絶えない期間になるとのことです。

 

 

 

もちろんこれはただの例。
実際にこういう境遇でも、違った言語習得の過程をたどった方はたくさんいるでしょうし
幼少期に言語環境がガラッと変わったからといって必ずセミリンガル状態になってしまうというわけではありません

 

 

 

 

言語のコードスイッチングで起こりがち

 

複数言語を操る人は、それがバイリンガルでもセミリンガルでも、

無意識のうちにおこなっているコードスイッチング

 

これは、複数の言語を頭の中で切り替える行動のこと。

 

 

日本語と英語のどちらも使って会話をしている時、頭の中でスイッチを切り替えるように言語モードが変わることを言うよ

 

 

このコードスイッチングは、バイリンガルになる過程では大切な脳の機能といわれていて

複数の言語や文化、とにかく多数のことを認識し、理解するために

とても役立つ能力と考えられているのですが

 

同時にこれがセミリンガルの要因になってしまうこともあるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コードスイッチングが癖になってしまうと・・・

 

モノリンガル話者には難しいといわれているコードスイッチングですが

これに慣れて慢性化してしまうと、

 

 

常に楽なほうの言語でしゃべるクセがついてしまう

 

 

ということが起こり得ます。

 

 

つまりどういうこと???

 

要するに、大人になってもルー語しか話せなかったりするんだよ

 

 

文章自体は第1言語だけど、その中の単語がちょこちょこ第2言語になってしまう=ルー語

という形のセミリンガルになってしまう可能性があるわけです。

 

 

 

おうち英語で気をつけたい点

 

おうち英語というのは、プロの力をほとんど借りずに家でバイリンガル育児をする

というやり方がほとんどだと思いますが

それだとなおさら、

 

 

素人がバイリンガル育児なんてしたら、セミリンガルになってしまう可能性も高いのでは・・・!?

 

 

と心配になりますよね。

 

 

わたしも英語が話せるとはいっても、母国語を完全に習得してから英語を学んだので

モノリンガル(日本語だけ流暢、英語は初心者レベル)になる可能性はあっても、

セミリンガル(日本語も英語も初心者レベル)になることはまずない境遇でした。

 

 

なので、今おうち英語をしている中で最も気をつけていることの1つが

子どもをセミリンガルにしないことでもあります。

 

そこで、わが家で気をつけている取り組みを紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

英語!英語!にならないようにする

 

わが家では、わたしと子ども達3人でいる時間のほとんどを英語で話しています。

が、外に出て家族以外の人たちと顔を合わせたり、かかわったりする時は日本語に切り替えています。

 

もちろん、外で顔を合わせる人が英語を話せなかったら失礼なので

コミュニケーションの方法としてほぼ確実な日本語にしているのですが

 

 

最近では、

 

ちょっと日本語の語彙も増やした方がいいな、、、

 

と感じ始めているから、というのも理由の1つです。

 

 

 

 

ちゃんと文章で話すようにする

 

これは、バイリンガル育児に関係なく気をつけるべき点だと思うのですが

まず、パパママが断片的な文章を話さないという意識はとても大切だと。

 

 

ご飯を食べる時に「ご飯~!」ではなく「ご飯を食べよう」「ご飯だよ」

トイレに行く時に「ちょっとトイレ」ではなく「トイレに行ってくる」

「これなぁに?」と聞かれたら「〇〇」とだけ答えず「これは〇〇っていうんだよ」

 

 

など、少しでも正しく具体的に、

一番大事な部分だけを答えるのではなく

なるべく文章で答えることを意識しています。

 

もちろん英語でも、日本語でも、です◎◎

 

 

 

もちろん、パパママがこれを意識して気をつけたからといって子どもが正しい言葉を話せるようになるとは限りませんが
ちゃんとした文章をインプットしておいてもらうことは大切です◎◎

 

 

 

  

おわりに

 

 モノリンガルは全然すごくない!?
 バイリンガルは海外に滞在していれば誰でもなれる!?
 小さいうちから複数言語に触れていれば将来は必ずバイリンガル!?

 

などというイメージも、固定観念が邪魔しているだけの思い込みだということがよくわかりますね。

 

また、バイリンガルとセミリンガルが紙一重で、誰もがどちらかになる可能性がある

ということもお分かりいただけたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

おうち英語、ゆるく楽しく続けられたら一番よいのですが

子どものステップアップのたびに、ついつい期待値が上がってしまったり

欲が出てしまうのも、人間臭い親心の1つですよね  

 

 

バイリンガルへの道を阻む過程についてよく知りながら

子どもの言葉を増やしていきたいですね。