英語育児をされているパパママ、どうして英語育児を始めようと思ったのですか?
大半の方が、「英語力のため」と考えているのではないでしょうか。
実はおうち英語って、英語力以外にもたくさんのスキル、考え方、文化が身につく
とってもマルチなグローバル育児だということ、
ひょっとしたらあまり知られていないかもしれません。
しかもそれは、インターナショナルスクールなどの外国の雰囲気に似た環境に身を置かなくても、
パパママと一緒に、日常生活の中で、身近に感じて学んでいけるものなんです!
おうち英語を通じて、英語力だけでなく
グローバルな考え方も一緒に身につけてみませんか?
こんにちは
ブログ訪問、ありがとうございます
運営者の ペグ です。
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おうち英語で大事なのは「ペラペラ」になることではない
「英語育児」「おうち英語」というワードから連想できるのって、
「英語がペラペラになれるように」
「海外で働けるように」
「誰とでもコミュニケーションを取れるように」
というイメージが先行してしまいがちですよね。
わが家のケースでいうとこれらはあまり当てはまらなくて、
わたしは別に子ども達に"ペラペラ"になってほしい、とまでは思っていないんです。
わたしと子ども達との会話が英語になることが本質的な願い(笑)なので、
あくまでわたしとコミュニケーションが取れる程度でじゅうぶんなわけで、
海外で大活躍!ネイティブにも引けをとらない流暢な英語!
こんなところまで目指して、おうち英語をしているわけではありません。
普通に英語を話すわたしとコミュニケーションが取れるレベルまで話せるようになったら、
そこにもう英語への抵抗感・英語アレルギーは皆無だと思うので、
ネイティブと交流する機会があったり、英語を話す場面になっても
違和感なく話せる状態にはなっているはず。
それを見越して、「わたしと英語で話せるくらいまで」という目標を掲げて
ゆるゆるおうち英語を行っています。
ペラペラにならなくても全然大丈夫!英語への抵抗感さえ無くせば、コミュニケーションは可能なんです。
英語力だけが、コミュニケーション力に直結するわけではないんですよ
ペラペラになることを前提に英語育児をされている方、おうち英語に取り組んでいる方がいたら、
こちらの記事を一度読んでみていただきたいです☆
英語がすっかり日常、人生の一部になった、自称「英語おたく」のわたしでさえも
ペラペラになることがそんなに大事?もっと大事なことってあるよね?
そんなふうに思うんです。
そこを目指す前に、一度立ち止まって
おうち英語で身につくいろいろなスキルを知っておきませんか?
ここから1つずつ、解説していきます☆
海外の文化や習慣を知れる
わが家では子ども達が英語を習得する過程で、
今もこれからも、たくさんの国々の文化や習慣を紹介していきたいと思っています。
たとえば、ハロウィンやイースターなど海外発祥の文化。
ただ単にかわいく仮装をするとか、卵を探すとか、そういう楽しさだけで終わらせず
その文化発祥の国ではこういうイベントがあり、
こういう意味があって仮装をする、という基本的な知識も当たり前のように知っていてほしい。
正直、今の日本では「ハロウィン=仮装」ぐらいの認識しかないですよね。
仮に英語がペラペラになっても、ハロウィン=仮装としか理解していない状態を
わたしはグローバル育児とは言えないと思うので、
英語力と同時に、そういった文化や歴史的背景についても
自然と学べるかたちの「おうち英語」をしていきたいと思っています。
海外発祥の文化については、当然海外で作成された情報がメインですし
英語で書かれた本や、英語で説明している動画など
おうち英語の題材にできるコンテンツがそこらじゅうに転がっています!
以前、こちらのクリスマス動画を紹介している記事でもお話しているのですが
海外の文化こそ、英語で学ぶべきなんです☆
もちろん日本語でも学べることではありますが、日本語というマイナーな言語にはまだ翻訳されていない作品や書物もごまんとあります。
何かを学ぶ際、国際共通語である英語で学習していくのが一番なんです!
固定観念にとらわれないコミュニケーション方法を学べる
日本にいると、どうしても「日本人らしく」振る舞うことを意識しがち。
わたしは特に子どもの頃から気にしいな性格なので、
「子どもらしく」「日本人らしく」「女の子らしく」
といった固定観念にガチガチに縛られて生きてきました(笑)
そのおかげで、誰とでも無難なコミュニケーションがとれる人間になりましたが
「〇〇らしく」と意識してきた一方で、じゃあ「自分らしい」とはどんなわたしだろう?
というところで迷子になったりしました (゜_゜)
子ども達にはジェンダーや属性をあまり意識させず、
できる限りの「ありのまま」を尊重していきたいと思っており、
コミュニケーションにおいても、自分らしいやり方で交流を楽しんでほしいという気持ちもあり、
日本語のほかに、英語を習得してもらおうと思ったんです。
日本語と英語でそんなに違うの・・・?
日本生まれ日本育ち、1年の海外経験ありの身からすると、
日本語と英語という単なる「言葉」だけでも、考え方や文化の違いが如実に表れることがあります。
固定観念その1:言葉遣いによるジェンダーギャップ
まず英語は、日本語に比べてジェンダーギャップが目立たないという点があります。
男の子らしい/女の子らしい話し方や語尾、言葉遣いなど、
日本語のそれと比べると英語はとてもニュートラルな言語なんです。
"この単語は主に男性が使う"という印象を持たれる英語も中にはあるけれど、日本語のように「女の子は"〇〇だろ"や"〇〇だぜ"と言わない」などという縛り方はしないんです
なので、英語を通じてジェンダーを感じない話し方や言葉遣いも学んでほしいし、
そこにいくぶんかの心地よさを感じてもらえたらうれしいな、と思っているわけです。
固定観念その2:控えめなリアクションやノリ方
日本人は総合的に、リアクションや相手の話に乗るときの反応が弱いですよね。
控えめに、その場の空気に合わせた反応を臨機応変にすることが美徳、
のような印象さえ受けます。
でもわたしは、英語を話すときに使う大ぶりのジェスチャーや
HAHAHA!!! という大きなリアクションも、コミュニケーションとして大好きなんです。
もちろん、リアクションの大きい/小さいは国民性だけではなく
個人の性格にもよるものなので、本人のやりやすいようにしてもらうのが一番ですが
あくまで、
そういうコミュニケーションもあるから、もし好きならやってみてね!
日本語と英語だと、話しぶりや言葉遣いもまったく違うニュアンスになっておもしろいよ!
相手にそういうリアクションをされても驚かないでね!
ということを覚えておいてほしい、という意図のほうが強いです。
これから海外のお友達ができる機会があっても、
英語でのノリをまったく知らない状態でコミュニケーションを取り始めるのと、
ある程度慣れた状態でコミュニケーションを取り始めるのでは
溶け込むスピードも違ってくると思うので
知らないよりは知っていた方が断然いい、という考え方です☆
ちなみにわが家の子ども達は2人ともリアクションが大きいほうで、
人がいる場所では「もう少し静かに・・・」なんて思うほどなのですが
それもやっぱり、おうち英語の影響を受けていると感じます。
というのも、リアクションの仕方が
この Blippiお兄さんにソックリなんです(笑)
子ども達がリアクションを真似るほど夢中で見ているのが、
Blippiお兄さんが出演している Youtubeチャンネル。
当ブログでも何度かご紹介していますが、
英語の聞き取りがある程度できるお子さんにぴったりの動画チャンネルです!
興味がありましたら、上のリンクボタンから Youtubeチャンネルを見てみてくださいね♪
英語の習得は、多種多様な認知能力を高める
こちらの記事でご紹介している、カナダのバイリンガル教育「イマージョン・プログラム」。
この教育法によって証明されているのが、
「複数の言語を習得することで、お互いの文化や多様性を認知する力が育つ」というもの。
たとえばリンゴ1つでも、「リンゴ」「Apple」という2つの呼び方があるのだと知っていることで、
「ものにはいろいろな呼び名があって、1つの認識にとらわれてはいけない」という意識が
幼少期のうちから自然と身につきます。
それは後々、文化や習慣の違う人と知り合ったときに
「この人、わたしたちと違って変」「わたしたちと同じじゃないから変」という
文化の違いによる排除行動に出ることが少なくなってきます◎
常識という枠に収まることで心地よさを感じる日本の国民性では、文化の違いによる排除行動が多いといわれているんです
りんごを「りんご」と言っても「Apple」と言ってもどちらも正しい!
みんな違う呼び方をしてもおかしくなんてないし、みんな違っても全然いいんだ!
こういった自由な感覚が、幼少期で身につくことはとても大きいですよね。
おわりに
おうち英語は、英語の絵本や動画を通して日常的に英語を側に置いておくやり方が理想。
その方法が、自然と海外の文化や考え方をも身近に感じさせてくれるきっかけになるんです。
これは、日本で「科目」として英語を勉強してきたわたしたち世代は学べなかった
英語を習得する上でとっても大事な部分。
いや、一番大事な部分といっても過言ではないかもしれません。
おうち英語を検討されているパパママ、実践中のパパママ、
ぜひ英語力以外の部分にも目を向けながら、おうち英語に取り組んでみてくださいね。
*1:https://education-career.jp/magazine/data-report/2019/about-mmersion/#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88,-%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE&text=1%E7%82%B9%E7%9B%AE%E3%81%AF%E3%80%81%E8%8B%B1%E8%AA%9E,%E7%90%86%E8%A7%A3%E5%8A%9B%E3%81%AE%E5%90%91%E4%B8%8A%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
*2:http://www.ritsumei.ac.jp/ir/isaru/assets/file/journal/22-2_08_Kimura.pdf