わたしの実体験なのですが、ある日病院の待合室で
1~2歳くらいの男の子が、スマホで動画を見ていました。
うちのムスコも画面を覗きたがり、
「お友達、何見てるんだろうね~」とチラッと見てみたら・・・
超有名キャラクターが、非常に残酷なことをしているアニメのシーンが見えました。
ハッとしたわたしはムスコを連れて別の椅子に避難し事なきを得ましたが、
「今の・・・何・・・?」としばらくドキドキが止まらず、
ムスコが見てしまっていないだろうかと、何日もずっと気になってしまったぐらいでした。
思い返すと、超有名キャラクターではあったものの
絵のタッチが全然違う、いわゆる偽物だったと思いますし
言うまでもなく、誰かが作った悪質な動画でした。
その子のママは隣にいましたが、
お子さんがそういう動画を見ていることを知っているのか否か
わからないまま、引っ越しによってかかりつけの病院が変わったので
真実は闇の中・・・
そんな悪質動画、世間では「エルサゲート」と呼ばれ、注意が促されています。
今日はエルサゲートについての解説と、回避方法についてお伝えしたいと思います。
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- エルサゲートって何?
- エルサゲートの悪質な特徴
- エルサゲートの防ぎ方
エルサゲートって何?
エルサゲートとは、一般的にこのような定義とされています。
子供にとって不適切なテーマを扱った動画や、それらがYouTubeやYouTube Kids等のプラットフォーム上で家族向けのコンテンツとして拡散されている状況を指す造語。
世界中に蔓延している不適切動画、
中でもエルサゲートの何が悪質かというと、
上記の定義にも明記されているように
子ども向け・家族向けコンテンツとして何食わぬ顔で動画サイト上に存在していること
なんです。
悪質な特徴として、
誰もが知っている人気のキャラクターを使っている
サムネを見てクリックしてしまいやすい!
#kids や #learning など、検索されやすいハッシュタグをつけている
子ども向けコンテンツと勘違いしやすい!
タイトルやサムネはマトモに作ってある
安全な動画と思い込みやすい!
はじめはいたって普通のストーリー展開で、途中から突然暴力的になったり性的表現が始まったりする
子どもだけが視聴していると気づかない!
不適切なテーマで子どもの興味や爆笑を誘う場面もある
子どもがハマってしまう危険性がある!
などなど、子どもに気をつけてもらうだけではなく
親のほうもバチバチにアンテナを張っていないと
危険にさらされてしまうおそれがあるわけです、、、
エルサゲート検索は要注意!
動画検索でエルサゲートに引っかからないように、というのはもちろんなのですが
エルサゲートって何だろう?ちょっと見てみたいな
という動機で「エルサゲート」と検索する場合に要注意!ということです。
というのも、
結構、衝撃的な映像が出てくるからなんです。
"エルサゲート"なんてダイレクトに検索したら、ショッキングな画像や動画しか出てきません。
子どもの前では絶対に検索しないことをおすすめします、、、
どうやったらエルサゲートを避けられる?
絶対に避けたいエルサゲート。
わが家ではおうち英語をしていることもあり、たくさんの動画コンテンツにお世話になっていますが
幸い、一度もエルサゲートに引っかかったことはありません。
わが家で気をつけている対策をご紹介しますね ✽
子ども自身に検索をさせない
スマホ育児と揶揄されたりもしますが、
現代の子どもは親のスマホを難なく操作することができてしまいますよね。
いろいろ設定とか変わっちゃいそうだからわたしは絶対自分のスマホを子どもに渡しません。
が、夫は結構「動画見ていいよ~」って言って子どもに触らせたりします。
けど、子どもが勝手に見る動画といっても「みてね」にアップされた自分たちの思い出動画のみ(笑)なので、今のところ不適切な使い方はしていません。
もし動画視聴する際、お子さん自身に検索をさせて好きなものを見せているという場合
まずその方法を少しずつでも変えていくほうがいいかもしれません。
お子さんが検索している動画と同じハッシュタグがエルサゲートに使われている場合、
「関連動画」としてオススメなんかに出てきてしまうおそれがあるからです。
動画アプリのアイコンを隠す
お子さんにとっては不服かもしれませんが、
お子さん自身が動画を検索することを避けるためには
動画アプリを開けないようにしてしまうことが手っ取り早いです◎◎
アンインストールする、までしなくても
ホーム画面から見えない場所にアイコンを移動することはできますからね^^
子どもに見せる動画は親がチェックしてから
子どもに検索をさせず、親が一緒に検索をする、もしくは親が代わりにする
というところをクリアできても、
正直、親が検索したからといって安全とは限らないんですよね。
それもそのはず。
前述したとおり、タイトルやサムネからは不適切動画だと判別しづらくなっているので
大人であっても騙されてしまうことは大いにあるんです。
大人の検索能力や常識の有無とかは一切関係なく、誰でも引っかかってしまうタチの悪い見せ方をしているのが、エルサゲートの特徴なんだね
プレイリストを作る
親でも騙されてしまう動画検索を防ぐためにわが家で行っているのが、
子どもに見せられる動画はリスト化しておくことです。
Youtube だったら
チャンネル登録をする
再生リストにまとめる
という手段がありますね◎◎
安全な「チャンネル」だったらチャンネル登録をすればいいし、
安全な「動画」だったら再生リストに入れておけば良し。
コンテンツによってリスト化の方法を変えながら、
毎回新規の動画を検索しないような環境を整えることはとても大きいです。
オートプレイ機能をオフにする
オートプレイ機能、使っている人がどれくらいいるのかわかりませんが
これもエルサゲート動画を避ける方法の1つになるので、紹介します◎◎
Youtube の動画を新規で検索して再生しているとき、
右上にいくつか選択項目があるのですが
そのうち一番左にあるこのアイコンがオートプレイ機能のオン/オフです。
ちなみにこのオートプレイ機能、再生リストの動画を再生している場合は表示されません^^
この機能がオンになっている場合、
今再生されている動画が終わると、自動的に Youtube が選定するおすすめ動画に切り替わっていって、
それが次の動画にもその次の動画にもどんどん続いていくかたちになります。
主に関連する動画がどんどん続いていく仕組みだけど、その中にエルサゲートの動画がしれっと紛れ込んでいる可能性もあるから、わたしはこのオートプレイ機能、あまり信用していません(笑)
オートプレイ機能がオフになっていると、動画が次から次へと続いていかず
再生リストに入れてあるものが終わるとストップしてしまうわけですが、
「ストップせず延々と再生しててほしい」という場合には
- 登録しているチャンネルの再生リスト、もしくは自分で作った再生リストから再生する
- 再生リストのループ機能をオンにする
という方法がありますよ◎◎
スマホ画面でいうと、ココ
見えづらいかな、、、画面中央あたりに赤く〇印がついたところです。
「再生リスト」というのはオートプレイ機能を必要としないので、関係ない動画に勝手に移行することなくそのリストに入っている動画を延々に再生してくれるのがメリット。
さらにループ機能をオンにすれば、全部再生したあともまた1つ目の動画に戻ってくれるので途切れません👏
まとめ
絶対に避けたいエルサゲート、
今日ご紹介した内容をまとめるとこんな感じ。
パッと見危険な動画には見えないように作られているが、中身がとても悪質な動画コンテンツ
子どもをエルサゲートから守るには、動画視聴の方法を工夫することが大切
エルサゲートは一度でも子どもの目に触れ、心に傷を負ってしまったら
取り返しのつかないことにもなりかねません。
工夫して、上手に動画コンテンツと付き合っていきましょう^^✽
*1:Wikipedia